手床の制作研修

手床

金沢の職人大学校の畳科の授業で「手床」制作の授業があるというので
見学させていただきました。

「手床」という表現が正しいかどうかも分かりませんが、畳の芯になる部分を畳床と言い
以前は、稲わらをコモを編んだり、幾層に並べて、人力で縫って、足締めして各畳店が
作られていたのですが、機械化されて、手で造られる機会は殆どありません。

当社は、昭和34年に創立して、稲わらを原料とする畳床を製造する機械メーカーとして
畳業界でお世話になっているので、浅からぬ因縁があります。

もう15年ほど前にも、お誘いを受けてこちらでの手床作りを見学させていただいて
それに取り組む疊屋さんの姿に感激したことがあります。

いや、それだけでなく、その手床を芯にして手縫いで仕上げられた畳の上にあがって

その柔らかさと優しさに、感動をしたことを今でもはっきり覚えています。

畳ってこうじゃなくっちゃ!  住む人が安らぎを覚える床材
そんな畳を作ってお届けしなくちゃ いけませんね。

手床2 手床1

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