8月25日(土)東京・日経ホールにて「お茶つながりがおもしろい」と題した
トークショーが開催されました。こちらは大日本茶道学会様が毎年行われている催しで
第9回目の今年は、「畳」とのつながりを取り上げていただきました。
“お茶と畳でやわらかな味わい”というサブタイルで、大日本茶道学会の田中会長と
全日本畳事業協同組合の専務理事・石河様との対談、畳の歴史の話や如何に畳が
日本人の暮らしに 或いは文化に深く関わっているかと話は進んで行きました。
畳縁によって身分を表したり、畳を必要なところだけに敷いたり(追い回し等)、
独立した部屋に敷き詰めるようになって行った畳の歴史の話も・・・
北九州市立大学の森田先生の研究された畳・イグサの機能性の紹介もありました。
聴取されていた会場の皆さんの「へぇ~ッ」という反応が楽しかったですね
茶道での畳は 目数が位置を決まる目安としての役割も持っています。
下記の左の写真は 大日本茶道学会のテキストに出てくる畳の目数と位置
縁内丸目64目の畳表によっての茶道の作法の決まりごとがあるんですね。
普通の京間の畳表と 同じ京間でも茶道用の畳表は随分と違いがあるのが分かります。
更に 炉切りのある畳でも ちゃんと目乗りすることまで計算されているんんですね。
畳業界の我々もとても勉強になるトークショーでした。