紋縁の畳

志摩の畳3

旅館の客間の床の間は 龍鬢の畳表に高麗紋縁が付けてあった ( 写真・上 )
ちょっと残念だったのは 龍鬢の畳表は藺草ではなく 工業畳表が使われていたこと
客間の畳は藺草だったんだけど・・・ その理由は?また誰がそれを決めたのかな?

伊勢神宮の内宮の神楽殿で 今年もご祈祷を受けたのだが その部屋も高麗紋縁で
天然の藺草の畳表が使われていた ( 写真・下 )
使われていた畳表の品質は上等とは言えないが 傷んではいなかった。
沢山の方々が この上を歩かれて座られるので 定期的な畳替えがされているんだろう
綿で出来た高麗綿縁は傷みやすいが こちらも擦り切れてはいなかった。

どこへ行っても 畳があれば観察してしまう。 業界人なら当たり前のことだろうけど
一般の方にも 多少なり興味を持ってもらえたら・・・ と思ってもみたりする

志摩の畳5

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