もう1年以上前の話ですが、その年、静岡で行われた技能グランプリの畳技能士の部で
栄えあるチャンピオンに輝いた宮城県の佐々木崇さん(上・左写真)から相談を受けました。
「折角 チャンピオンになったんだから 何か畳業界の役に立つことがしたいけど・・・」
日本一の畳技能士・・・そこで考えて その年に農林水産大臣賞を受賞したい草農家であり、
畳表の生産者である熊本県の橋口さん(上・右写真の左側)に声をかけました。
「橋口さん 日本一の畳表を日本一の畳職人が仕上げる「日本一の畳を作ろう」という企画を
考えてみたんだけど、力を貸してもらえませんか?」面白い!と二つ返事で返事をもらい、
生産地の団体の方にも 企画の了解と協力も快諾を得ました。
そして、その実行案を『畳でおもてなしプロジェクト』の企画として実行母体としました。
問題は それをどこでやるかです。 日本一の畳を入れるのにふさわしい場所が必要です。
そこで会場探しを同プロジェクトの委員であり、全日畳の専務理事・石河さんにお願いして
一緒に候補場所の下見をさせていただき、了解を得ることが出来ました。
12月7日(金)~8日(土)公益財団法人官休庵 武者小路千家東京出張所稽古場で
東京都畳工業組合の方々にも協力していただき、作業に入りました。
(写真上 左が佐々木さん 右が石河さん)
2日間かけて橋口さんの畳表を佐々木さんが縫い上げる正真正銘の日本一の畳の完成
お披露目は来年1月19日(土)の武者小路千家の初釜となっています。