旅館の畳の続き・・・
総畳敷きとはいきませんが スリッパを脱いで浴場までは畳敷きとなっていました
この廊下の畳は柱もあり、男風呂、女風呂の入り口も変形で 施工をされた畳屋さんからすれば
なかなか手こずる畳ではありました。
もちろん この導線ですから 脱衣場も当然ながらの畳敷きとなっていました。
暖色で綺麗な畳 こちらも新しい畳で気持ちは良いのですが 色ムラが少ないのです。
一般のお客様なら 綺麗な畳と思って気にもしないのが 普通なんでしょうが、
畳業界の人間なら「おやッ?」と思うところですが これは天然いぐさの畳表ではありません。
使われていたのは機械漉き和紙の畳表でした。 これも理由があっての採用ですね。
浴場から 濡れた足で脱衣場に戻って来られたりしたら天然のいぐさの手入れが大変?
とても清潔な脱衣場で 気持ち良い空間になっていましたが これもおもてなしなんでしょうね。