ちょっと前の話になりますが、東京国際フォーラムのロビーギャラリー
「源氏物語の世界へ ようこそ」の中で“六條院 春の御殿”のミニチュア展示があり、
そこには寝殿造りの邸宅の中で 成人を迎える娘を祝う催しが再現されていました
畳業界の人間としては 寝殿造りの中で どう畳が利用されていたのかで興味津々
当時は畳が部屋の中に敷き詰められていたのではなく、必要な場所に畳置くスタイル
それにしてもミニチュアのように 随分と沢山の畳が使われていたんでしょうかね~
大きな部屋を 衝立や屏風、几帳等で仕切って 小さな空間にしていたのは話に聴いた通り
障子や襖等の建具が発達して部屋を仕切れるようになってから、部屋の隅々まで寸法を測り
畳を敷き込むようになったということです。