田代のお邪魔します。愛媛県~阿曽畳店編~

愛媛県にある阿曽畳店様は、長年地域の皆様に愛されてきた畳店です。今回、新たな機械設備として全自動反転式平刺機「ロボオート7」と全自動反転式返縫機「ロボエース7」をものづくり補助金の活用で導入されました。

阿曽畳店様では、顔出しや写真撮影は控えさせていただいておりますが、お話を伺う中で非常に興味深い点がいくつかありましたので、ここでご紹介いたします。

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阿曽畳店様では、お父様から息子様へと世代交代が行われました。旧世代で使用していた他社機械は、薄畳の対応が難しいという問題を抱えており、今後克服すべき課題の一つでした。

 

新型機械の導入で生産性アップ

上前定規合わせだけで、平刺全行程を自動運転し全自動反転式返縫機「ロボエース7」はボタン1つ押すだけで、返し縫い全行程を全自動運転するので、次の作業を行うことが出来るので生産性時間が半分となったとの事でした。また薄畳への対応がタッチパネルで簡単に床厚を入力するだけでできる点が非常に便利だと高評価をいただいています。

スクリーンショット 2024-07-05 090127「旧機種では対応が難しかった薄畳の生産が、非常にスムーズになり、誰でも簡単にボタン操作1つで行うことが出来るようになりました。結果、生産性が上がりました」と、阿曽畳店様からも嬉しいお言葉をいただきました。

阿曽畳店様のように、世代交代をきっかけに機械設備を更新することで、次世代に繋がる畳製造を実現する畳店が増えてきています。これにより、地域のニーズに応えるだけでなく、新たな価値を創造していくことが可能となっています。近年では、縁なし半畳の需要が増えており、これに対応するために今後さらに新型の框(かまち)機の導入を目指しておられます

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