家内と旅した旅館の食堂は 畳の上に椅子座スタイル
最近では このスタイルは 特に珍しくもありませんよね
つまり 畳に椅子座が定着したということですね
いや それどころか これが最早 標準スタイルといった方が良いかも知れません。
そして畳は 縁なし畳ですが よくある縁なし半畳・市松敷きではなくて
市松模様の畳表を使った一畳サイズの縁なし畳が 部屋中に敷き込まれていました。
本来 縁なし畳は一畳サイズが使われていました。
畳縁が貴重で高価だった頃には 縁があるかどうかで、サイズは同じ1畳だったんです。
もっとも 市松柄の畳表を縁なしで仕上げるのではなく、引目幅の畳表を使っていました。
最近では目幅の狭い“目積表”が主流になっていますが それも時代によって変わっていくんですね。
縁なし畳を“琉球畳”と呼ぶのは間違いで “琉球畳”とは七島藺で織られた畳表で、縁なし畳でも
縁のついた畳でも“琉球畳”というのが正しいのですが・・・