市松模様・縁なし畳の部屋

市松模様の畳表1

家内と旅した旅館の食堂は 畳の上に椅子座スタイル
最近では このスタイルは 特に珍しくもありませんよね
つまり 畳に椅子座が定着したということですね
いや それどころか これが最早 標準スタイルといった方が良いかも知れません。

市松模様の畳表2 市松模様の畳表3

そして畳は 縁なし畳ですが よくある縁なし半畳・市松敷きではなくて
市松模様の畳表を使った一畳サイズの縁なし畳が 部屋中に敷き込まれていました。
本来 縁なし畳は一畳サイズが使われていました。
畳縁が貴重で高価だった頃には 縁があるかどうかで、サイズは同じ1畳だったんです。
もっとも 市松柄の畳表を縁なしで仕上げるのではなく、引目幅の畳表を使っていました。
最近では目幅の狭い“目積表”が主流になっていますが それも時代によって変わっていくんですね。

縁なし畳を“琉球畳”と呼ぶのは間違いで “琉球畳”とは七島藺で織られた畳表で、縁なし畳でも
縁のついた畳でも“琉球畳”というのが正しいのですが・・・

市松模様の畳表4

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