映画『日日是好日』とチームJ-culture2020とのコラボイベント
原作者・森下典子さんをお招きしてのトークショー 聞き手はバーランド和代アナウンサー
トークショーを前に 参議院議員全国区選出のありむら治子先生のご挨拶
チームJ-culture2020を代表して私(サブリーダー・畳でおもてなしプロジェクト)からもご挨拶
バーランド和代さんの原作本の朗読から 森下典子さんのご来場となりました。
お話は森下さんが20歳でお茶を習い始めた話から そこで何を感じ何を学んでいったか
途中で茶道と畳の関係の話を振られて ちょっと焦りましたが、畳と茶道との繋がりの深さ
今回のステージになった畳は 熊本県産のいぐさを撥水加工して 縁内64目の茶室用の
畳表として織り上げた畳表と 立ち座りの膝の負担を軽くするように柔らかく仕上げたことを紹介
森下さんは 縁側から入る陽が畳の何目辺りに来るかで お茶を点てながらも季節感を感じる等の
作家であり茶人ならではの目線を披露していただき 聴いておられる皆さん感心しきりでした。
映画の話では この映画製作とこのコラボ企画にご尽力いただいた観世あすかさんからも
エピソードのご紹介がありました。
「町のお茶の先生役の樹木希林さんのところに映画会社から衣装が届けられたのですが
樹木さんがイメージされた先生役とはかけ離れていたようで 観世さんのところに来られ
観世さんのお祖母さまの衣装を見せて欲しいと言われて お出しすると持って帰られ
その中から映画の衣装を選ばれたそうです。映画の試写会を観ると、その殆どもものが
お祖母さまのものだったので驚いた。実際にお祖母さまも表千家のお茶を教えておられたそうです。
着物もコーディネートも着付けも樹木さん自身で行われ、その着付けも町の先生役らしく
ゆるく崩して自然な感じで そのまま役になり切っておられたと思いました」等々
そんなエピソードも映画の裏話としてとても興味深いお話でした。
映画は樹木さんがお亡くなりになって先行上映が始まっていますが、13日が全国上映。
畳にも注目してご覧ください。