平安貴族の館

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今年のNHKの大河ドラマは「光る君へ」
源氏物語を書いた紫式部が主人公の物語  舞台は平安の時代です。

その時代 上級貴族の館は“寝殿造り”
「神殿」ではなく「寝殿」 寝殿を中心にした大邸宅です。
豪華な造りで白木の丸い柱が それを物語っています。

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もっとも貴族が全部“寝殿造り”に住んでいた訳ではありません。
紫式部の家は下級貴族 お屋敷の規模の造作・設えも・・・
上の写真が 藤原為時(紫式部の父)の屋敷セットです。

下の写真を見れば 寝殿造りの豪華な屋敷との違いは一目瞭然。
池や庭の造りも もちろん建物自体の設えや手入れも やはり落ちますね

もっとも平民から比べれば 素晴らしい住まいなんでしょうが・・・

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上流か 下流か 一番分かりやすいのが 畳があるかどうか?
えッ? と思われる方がおられるかも分かりませんが
当時の畳は 貴重で高額なもので 下級貴族には高嶺の花だったんですね

言わば 畳のない住まいは 「格が下がる」 ということなんですよね
そういうこと ちゃんと知っておいて欲しいなぁ~

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tokai-kiki