依頼された講演の準備をしていて 会社創立時の記録が出てきた
1959年(昭和34年) 創業者・木村日出雄は6人の仲間と独立して会社設立
36歳の時のことであった ・・・ 相当な勇気と覚悟が必要だった想像する
創業時は貸工場での機械の開発~製造を行っていたということだ
最初に開発したのは畳床の製造をする製畳機「日の出号」と名付けられた
創業者の日出雄から命名したのではなく これから日の出のようにという意味だと聴いた
折しも戦後の住宅ブームと同年の伊勢湾台風の被害もあって 創業時の不安は吹き飛んで
開発したばかりの製畳機は 順調に売り上げを伸ばしていったようだ
裏には畳床造りは重労働の上に1枚作るにも長時間の労働が必要で、それでは新築住宅に
納める畳も間に合わず、製畳機は時代が必要としていたという背景があった。
続いて開発されたのは畳の縁をつける「両用機」だったが 翌年発売にこぎつけたが
性能的な問題があったのか、初代1型は数台しか売れず、直ぐに2型、3型と開発
漸く多くのお客様に使っていただけるレベルの機械になったようだ
全てはお客様や販売店、製造を支えていただいて協力会社の方々 そして一緒に働く
従業員のお陰だったと創業者から聴いている。
それは今でも同様であるが、その思いを忘れずに大切にしたいと思う。