手床作りって 何度見ても重労働です
昔の畳職人さんは当たり前にこういった作業をしていたんでしょうが 見ているだけで(^^;;
手で縫い 足で締め 1500針以上の気の遠くいなるような仕事で 指も足もボロボロ
身体もヘトヘトの実習生の皆さん 如何に畳の製造実習の一環とは言え 頭が下がります。
手床の実習見学に畳機械メーカーが何故行くの? と思われるかも知れませんね
実は昭和34年 当社の創立は 畳床を製造する機械「製畳機」から始まりました
機械の開発・製造は この重労働から畳屋さんを解放することに繋がることで
多くの畳屋さんに受け入れていただくことが出来ました。
反面 機械の普及は昔から続いてきた手床製造の技術をなくすことになってしまいました
その技術を残そうという方々の努力を 見学するというより 応援するのも必要と思い
差し入れをお届けに行っているというのが本当のところです。
現在は藁を1本も使わない畳床が市場の中心になっていますが 原点を忘れずにいたいものです