和洋折衷

和洋折衷3

テレビドラマを観ていても どうしても畳が気になる 完全に職業病だね~(笑)
先日の再放送ドラマ 時代背景は幕末から明治へ  明治維新の時代
鎖国から開国へ  外国を打ち破る攘夷思想はどこへやら 反動的とも言えるほど
鎖国であるが故の独特の日本の和文化の中に 欧州文化が入り込んできた

立派な床の間や違い棚のある部屋の畳の上に絨毯が敷かれて その上は椅子とテーブル
時代考証の専門家の指導の元 大道具さんが設えたものではあるのだが・・・
服装もこの家の主の妻は洋装で日本髷  訪問した母親(妻の実母)と下女は和装である
この部屋に通されて席につくシーンは面白かった
母親は椅子に正座で座る 下女は椅子ではなく畳の上に正座する
主の妻(娘)が部屋に入ると 下女に向かって「畳に座るのは“不調法”」とたしなめて
同じ様に椅子に座るように奨めた  下女はそんな身分ではないと遠慮するが
どうしてもというので 母親の真似をして椅子の上に正座する
すると 娘は正座ではなく、椅子に腰かけた(椅子座した)
慌てて母親は 娘を真似て椅子に腰かけ直す  今度は下女が慌てて 腰かけ直す

和洋折衷の生活スタイル  最初は戸惑いも多かっただろうな~
どうして良いのか分からず 見よう見真似で生活の中に取り入れていったんだろう
まずは形から真似て?  その何たるかを知る由もなく

和洋折衷1

 

 

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